禁煙外来の料金（費用）はどれくらい？保険適用されるの？

禁煙外来の治療費を安くする裏ワザをご紹介しましょう。裏ワザと言っても健康保険を使うと言う正攻法です。

禁煙外来の料金、費用は具体的な治療法の違いによって異なりますが、保険適用対象になるかどうかで、3万円から4万円も差が出ます。

最初に保険適用対象かどうか調べるテストを受けますから、そこまで危機感を抱いていない方でも多少大げさに答えた方が保険対象とみなされる確率が高いことは覚えておいて損はありません。

禁煙外来の料金、費用は保険適用にして貰った方が断然お得です。

保険適用とみなされる条件

禁煙外来での初診では、保険診療を受けられるかどうかチェックされますが、保険を使うには4つの条件をクリアしなければなりません。

禁煙の緊急性を感じていること、ニコチン依存症のスクリーニングテストで5点以上を獲得していること、ブリンクマン指数が200以上であること、そして禁煙治療を受けることを文章で同意していること･･･。

スクリーニングテストでは「自分が吸うつもりよりも、ずっと多く煙草を吸ってしまうことがありましたか？」など10項目の質問に「はい」、「いいえ」で答えます。自費診療を避けたいなら、「はい」の回数が5回以上になるよう意識しましょう。

ブリンクマン指数とは、1日の喫煙本数に喫煙年数をかけたものです。もし現在40歳で、1日10本の煙草を20歳から吸い続けると仮定すると「10本×20年＝200」と言うことで条件をクリアすることができます。

保険適用の為に、自分の条件で200点以上になるかどうか、事前に計算しておきましょう。

貼り薬か飲み薬か

禁煙外来の治療では、ニコチネルと言う貼り薬とチャンピックスと言う飲み薬の2種類の禁煙補助薬から合う方を選ぶことになります。

費用が安いのはニコチネルで、3割負担なら初診料や再診療を含めても大体13,000円から15,000円以内に治まる筈です。自費診療だと45,000円ぐらいでしょうか。

一方、チャンピックスは保険適用で約2万円、自費診療だと67,000円前後かかる治療方法です。

また、貼り薬のニコチネルは適量のニコチンを補うことでニコチン切れから生じる離脱症状を緩和する治療薬です。徐々にニコチン濃度を低くすることで、自然に喫煙欲求を薄くすることができます。

精神的に楽なのはニコチネル治療で、1日1回貼るだけでOKと言う治療方法も手軽だと好評です。ただし心筋梗塞や狭心症など虚血性心疾患の患者さんは使用が認められていませんので、ご注意下さい。

一方、チャンピックスは脳に働きかけ、ニコチン切れによるイライラを緩和する作用を発揮する為、統合失調症やうつ病など精神疾患を抱えている患者さんには使用が制限されます。

禁煙中の離脱症状を和らげ、万が一治療中に煙草を吸ってしまっても美味しさを感じにくくする為、治療効果の高さでも定評があります。

煙草を嫌いにさせる作用はニコチネルにはありません。いずれにしても、寝つきが悪くなるなど多少の副作用を伴います。

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