禁煙中に高確率で訪れる禁断症状や副作用とは？

禁煙にも禁断症状が？！

もう二度と吸うまい、とまさに今煙草を止めようと決意した方には残念なお知らせになりますが、禁煙中高確率で辛い禁断症状に襲われる可能性があります。

アルコール依存症や薬物依存症を治療する時の禁断症状は有名ですが、ニコチンも立派な依存性薬物ですから、そう簡単には止められません。

けれどこの禁断症状に耐え切ることができれば、禁煙成功の確率もぐっと上がります。

ヘビースモーカーほど眠気が強烈！！

禁煙の禁断症状の期間、ピーク、うつや眠気など、これから起こりうる現象をあらかじめ把握しておけば、大変な時期も乗り越えやすくなる筈です。

代表的な禁断症状は眠気でしょう。ヘビースモーカーほど強烈な眠気に襲われます。

吸ってすぐにアドレナリンの分泌を促すニコチンの覚醒作用を狙い、煙草を吸っている方も少なくありません。

煙草のニコチンはコーヒーのカフェインよりも早く効きます。

従って、喫煙者が煙草を止めるとこの覚醒作用も得られなくなる為、眠気と言う禁断症状が真っ先に襲って来るわけです。

具体的には“最後の一服”を終えてから、早ければ30分から1時間後には頭がぼやけて来ます。

いつもならこのタイミングでそろそろ頭をすっきりさせよう、と煙草をくわえ火を点けるわけですが、禁煙をスタートした以上眠気もぐっとこらえなければなりません。

煙草を断つことによって生じる禁断症状のピークは個人差がありますが、大体2~3日から5~7日頃が山場だと覚悟を決めましょう。

とても起きていられないほど強い眠気が絶え間なく押し寄せる上、禁煙と言う理由で仕事を休むわけにはいきません。

ストレスも感じやすくなりますし、耐え難い不快症状の連続攻撃を受けた結果、気分が激しく落ち込むことも･･･。

禁煙からうつに？？

禁煙によるストレスは想像以上に強い為、我慢の限界を超えうつ症状が出るケースも珍しくありません。

頑固な便秘など体調を崩しやすいことも重なり、心身共に絶不調になることも覚悟しておきましょう。

長年の喫煙習慣で交感神経と副交感神経がごちゃごちゃになっていますから、正常に戻るまでに激しく混乱するのも無理はありません。

こんな思いをするぐらいなら煙草で身体を壊した方がマシだ、と二度と吸わない誓いを破ってしまうのが、典型的な失敗パターンです。

眠くなったら眠れるよう、週末や長期休みを上手く利用して禁煙にトライすることも、有効な対策の1つです。

またこのタイミングで禁煙セラピーの本を読むのも効果的です。

禁断症状は大体3週間程度で引きますし、そのぐらいの期間ニコチンを抜けばびっくりするぐらい楽になります。

一生我慢し続けると考えると心が折れそうですが、3週間耐えれば喫煙欲求が抜けると分かっていれば挫けずに済みそうですよね。

 - 禁煙 うつ, カフェイン, ニコチン, 眠気