禁煙方法の選択で大事なのは自分との相性？

煙草の中毒性は予想以上に強いので、「止めたい」と言う意思だけで簡単に禁煙することはできません。

最終的に禁煙に成功した元ヘビースモーカーも、何度か禁煙に挑戦した結果、時間をかけて煙草を吸わないでいられるようになっているケースが大多数です。

1度でスパっと止められるケースの方が圧倒的に少ないので、まず禁煙成功は意志力の問題だけでは片付けられないことを知ることから禁煙の第一歩を踏み出しましょう。

禁煙を意思の問題だけで片付けてしまうと、「自分は意思が弱いから」とすぐに諦めてしまうことになります。

もちろんどれだけ強く止めたいと言う気持ちが強いか、意思の力も重要ですが、実は自分に合う禁煙方法を見つけることこそ、禁煙成功の近道です。

禁煙方法を種類別にリストアップし、メリット&デメリットも書き出した上で難易度の低いものからどんどん実践しましょう。実際にトライしてみないと相性の良さは分かりません。

煙草はお酒よりたちが悪い？！

煙草もお酒もコーヒーも「嗜好品」として一緒くたにされる傾向がありますが、煙草はアルコールやカフェインとは比べものにならない程たちが悪い嗜好品です。

煙草･･･要するにニコチンは純粋に依存性薬物と断言することができる程中毒性が高く、毒を薄めて吸っているようなものです。お酒のように暴言を吐くこと、記憶を失うことはありませんが、青酸カリよりも強い神経毒性を持つ薬物です。

事実、ニコチンはどの生物に対しても毒性を発揮する為、殺虫剤成分としても使われていました。

ところが、人間に対しても毒性が有効であることが分かり、最近はニコチンがそのまま殺虫剤に使用されることはなくなりました。殺虫成分を吸っていると考えると改めて恐ろしく感じますよね。

しかも、煙草にはお酒やコーヒーが持つ独特の旨みがありません。冷静に考えると非常にまずいものなのに、依存性から引き起こされる禁断症状ゆえ、「また吸いたい、吸わずにはいられない」と思わされているだけです。

コーヒーを飲んだ時のようなリフレッシュ効果も乏しく、1本吸えば更に喫煙欲求が高まり、吸えずにいる間のイライラが募るだけです。

酔っている時は素面では語り合えないような深い話をすることができるかも知れませんが、煙草にはそういった作用はありません。

禁煙の必要性を感じない現役喫煙者もいらっしゃるかも知れませんが、自分や家族の健康を損なう毒性薬物をわざわざお金を払って買っていることの愚かさを認識しましょう。

周りにいくら口うるさく言われても、自分自身で煙草の被害を感じないと真剣に禁煙に取り組むことはできません。

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