チャンピックスはニコチンパッチよりも凄い！驚愕の禁煙成功率とは？

「チャンピックスの成功率はファイザーのニコチネル、ニコチンパッチと比べてどれぐらい高いのでしょうか」と言う質問が増えていますが、実はニコチネルTTSはファイザーではなくノバルティスファーマが販売している医療用医薬品です。

どちらの医薬品も禁煙外来で処方して貰える為、同じ製薬会社から販売されていると誤解している方が多いようです。

チャンピックスを使った禁煙治療を最後まで完了した場合、9ヶ月後も49.1%の確率で成功することが分かっています。TVのCMでは成功率８割というデータもあります。

プログラム通り3ヶ月継続して治療を続けると約50%、2人に1人の割合で禁煙に成功することができるエビデンスが出ていますから、挑戦する価値のある禁煙方法と言えるでしょう。

一方、禁煙パッチのニコチネルも禁煙成功率47.3%と高い治療成果を出しています。

チャンピックスとニコチネルの決定的な違い

チャンピックスとニコチネルは開発した製薬会社が違うだけではなく、治療方法も異なります。チャンピックスは飲んで治療する経口薬、ニコチネルは貼って使う経皮吸収薬です。

経口薬のチャンピックスはタバコを吸いながら禁煙をスタートする、と言うユニークなアプローチ方法で注目されていますが、禁煙中の辛い離脱症状を抑える作用があります。

心身に強い負担をかけずに自然に吸わずにいられるようになりますし、薬の効果が出始めるとうっかり一服してしまっても以前のように美味しく感じられなくなります。

ニコチン依存中の「タバコ＝美味しくて止められないもの」と言う状態から「タバコ＝不味いので特に吸わなくてもOK」と言う反応に変わるので、意志の弱いヘビースモーカーにもぴったりの治療方法でしょう。

ただし、強烈な眠気など諸々の不快症状に見舞われる確率が高い為、薬を服用中は車の運転が禁じられるなどハードな副作用を伴います。

こういった副作用が心配なら、副作用がほとんどないニコチネルの方が向いているかも知れません。

ニコチネルの副作用は不眠症状ぐらいですし、そういった不愉快な症状を一切感じずに禁煙に成功している患者さんも少なくありません。

ただし薬を飲み始めてから8日目までは喫煙することができるチャンピックスとは異なり、禁煙初日からタバコを止めなくてはなりません。

潔く最後の一服を本当に最後の一服にすることができる意思の強い方でないと、挫折しやすいと言う弱点も。

禁煙成功率はチャンピックスの方が高い（効果的）とは言え、どちらの禁煙補助薬も一長一短なのでご自身の性格、意志の強さとも相談しながら治療方法を選びましょう。

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